公開日:2021/07/29 最終更新日:2021/08/04
JVNVU#93876919
複数のトレンドマイクロ製企業向けエンドポイントセキュリティ製品における複数の脆弱性
緊急
トレンドマイクロ株式会社が提供する複数の企業向けエンドポイントセキュリティ製品には、複数の脆弱性が存在します。
CVE-2021-32464
- Apex One 2019
- Apex One SaaS
- ウイルスバスタービジネスセキュリティサービス 6.7
- Apex One 2019
- Apex One SaaS
- ウイルスバスターコーポレートエディション XG SP1
- Apex One 2019
- Apex One SaaS
- ウイルスバスターコーポレートエディション XG SP1
- ウイルスバスタービジネスセキュリティ 10 SP1
トレンドマイクロ株式会社が提供する複数の企業向けエンドポイントセキュリティ製品には、次の複数の脆弱性が存在します。
- 不適切なパーミッションの割り当て (CWE-732) - CVE-2021-32464
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8 - パーミッションの不適切な保持 (CWE-281) - CVE-2021-32465
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.5 - 不適切な入力確認 (CWE-20) - CVE-2021-36741
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:L/A:H 基本値: 7.1 - 不適切な入力確認 (CWE-20) - CVE-2021-36742
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- 当該製品が稼働しているOSにログイン可能な第三者によって、SYSTEM権限を取得され、特定のスクリプトを改ざんされる - CVE-2021-32464
- 当該製品が稼働しているOSにログイン可能な遠隔の第三者によって、認証を回避される - CVE-2021-32465
- 当該製品にログイン可能な遠隔の第三者によって、任意のファイルをアップロードされる - CVE-2021-36741
- 当該製品が稼働しているOSにログイン可能な第三者によって、SYSTEM権限を取得される - CVE-2021-36742
パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとにパッチを適用してください。
開発者は本脆弱性の対策として次のパッチをリリースしています。
- Apex One 2019 CP 9601
- ウイルスバスターコーポレートエディション XG SP1 CP 6058
- ウイルスバスタービジネスセキュリティ 10 SP1 Patch 2329
- ウイルスバスタービジネスセキュリティサービス 6.7.1538 / 14.2.1295 以降
ワークアラウンドを実施する
次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
- 当該製品へのアクセスを、信頼できるネットワークからのみに制限する
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
JPCERT 緊急報告 |
JPCERT-AT-2021-0033 複数のトレンドマイクロ製企業向けエンドポイントセキュリティ製品の脆弱性に関する注意喚起 |
JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
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JVN iPedia |
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- 2021/07/29
- [関連文書]を更新しました。
- 2021/08/04
- [対策方法]を更新しました。