公開日:2024/12/18 最終更新日:2024/12/18

JVNVU#94528170
Rockwell Automation製PowerMonitor 1000における複数の脆弱性

概要

Rockwell Automationが提供するPowerMonitor 1000には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

以下のPowerMonitor 1000が、本脆弱性の影響を受けます。

  • PM1k 1408-BC3A-485 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-BC3A-ENT 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-TS3A-485 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-TS3A-ENT 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-EM3A-485 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-EM3A-ENT 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-TR1A-485 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-TR2A-485 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-EM1A-485 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-EM2A-485 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-TR1A-ENT 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-TR2A-ENT 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-EM1A-ENT 4.020より前のバージョン
  • PM1k 1408-EM2A-ENT 4.020より前のバージョン

詳細情報

Rockwell Automationが提供するPowerMonitor 1000には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 保護されていない代替チャネル(CWE-420)-CVE-2024-12371
  • ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122)-CVE-2024-12372
  • バッファーオーバーフロー(CWE-120)-CVE-2024-12373

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • API経由で新たに高権限ユーザーであるPolicyholderユーザーを作成され、デバイスを不正に操作される(CVE-2024-12371)
  • システム上でコードが実行されたり、サービス運用妨害(DoS)状態にされたりする(CVE-2024-12372)
  • サービス運用妨害(DoS)状態にされる(CVE-2024-12373)

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。一連の脆弱性を修正したファームウェアバージョン4.020が提供されています。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、上記のアップデートが適用できない場合、Security Best Practicesの適用を推奨しています。

詳細は開発者が提供する情報を確認してください。

参考情報

  1. ICS Advisory | ICSA-24-352-03
    Rockwell Automation PowerMonitor 1000 Remote

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
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CPNI Advisory
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CVE
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