公開日:2024/10/31 最終更新日:2024/10/31
JVNVU#95001899
センチュリー・システムズ製FutureNet NXRシリーズにおけるREST-API機能が意図せず有効化される問題
センチュリー・システムズ株式会社が提供するFutureNet NXRシリーズには、REST-API機能が意図せず有効化される問題が存在します。
- FutureNet NXR-G110シリーズ ファームウェア Version 21.15.7から21.15.9より前
- FutureNet NXR-G060シリーズ ファームウェア Version 21.15.6C1より前
- FutureNet NXR-G050シリーズ ファームウェア Version 21.12.5から21.12.11より前
センチュリー・システムズ株式会社が提供するルータであるFutureNet NXRシリーズには、http-server(GUI)機能もしくはWEB認証機能を有効にした状態で機器を起動した場合、REST-API機能が自動的に有効となる問題(CWE-684)が存在します。
工場出荷時設定ではhttp-server(GUI)機能が有効となっているため、明示的にhttp-server(GUI)機能およびWEB認証機能を無効に設定していない場合にはREST-API機能は有効となります。
なお、REST-API機能で使用するユーザ名およびパスワードは、明示的に設定していなければ、工場出荷時設定のものが使われます。
第三者にREST-API機能を使用され、当該製品の設定情報を窃取されたり、設定を変更されたりする可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。
ワークアラウンドを実施する
開発者は、本脆弱性の影響を回避する方法を提供しています。
詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値:
9.8
分析結果のコメント
当該製品をREST-API機能に関する設定を行わないまま使用しており、製品情報を知っている第三者によって攻撃される状況を想定しています。
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。