公開日:2014/07/07 最終更新日:2014/07/09

JVNVU#95045914
CENTUM を含む複数の YOKOGAWA 製品にバッファオーバーフローの脆弱性

概要

横河電機株式会社が提供する CENTUM を含む複数の YOKOGAWA 製品には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

本脆弱性は、JVNVU#98181377 とは異なるものです。

影響を受けるシステム

  • CENTUM CS 1000
  • CENTUM CS 3000
  • CENTUM CS 3000 Small
  • CENTUM VP
  • CENTUM VP Small
  • CENTUM VP Basic
  • Exaopc
  • B/M9000CS
  • B/M9000 VP
詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。

詳細情報

横河電機株式会社が提供する統合生産制御システムである CENTUM を含む複数の YOKOGAWA 製品には、バッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

想定される影響

拡張テスト機能起動中に当該機能に関するプロセスが細工されたパケットを処理すると、プロセスが停止する可能性があります。場合によっては、当該製品を実行しているユーザの権限で、任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとに、各バージョンに対応した適切なパッチを適用してください。

詳しくは開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
横河電機株式会社 該当製品あり 2014/07/07 横河電機株式会社 の告知ページ

参考情報

  1. ICS-CERT Advisories (ICSA-14-189-01)
    Yokogawa Centum Buffer Overflow Vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.07.07における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に何らかの条件が必要
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 一部の情報が漏えいする
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さが部分的に損なわれる
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が全面的に阻害される

Base Score:8.3

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-3888
JVN iPedia

更新履歴

2014/07/09
[参考情報]に、ICS-CERTアドバイザリ ICSA-14-189-01 を追加しました。