公開日:2024/05/16 最終更新日:2024/05/16
JVNVU#95120091
Panasonic製KW Watcherにおけるメモリバッファーエラーの脆弱性
Panasonicが提供するKW Watcherには、メモリバッファーエラーの脆弱性が存在します。
- KW Watcher Ver.1.00からVer.2.83まで
Panasonicが提供するKW Watcherには、メモリバッファーエラー(CWE-119、CVE-2024-4162)の脆弱性が存在します。
攻撃者によって細工された設定ファイルを開くことで、PCのメモリマップに関する情報を推測されたり、KW Watcherが強制終了されたりする可能性があります。
ワークアラウンドを実施する
開発者は次のワークアラウンドの実施を推奨しています。
- 信頼できないKWWファイルを開かない
- KWWファイルを開いた際に「File open error」などのエラーダイアログが表示される場合や、KW Watcherが強制終了する場合は当該ファイルの使用を中止する
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:N/A:L
基本値:
4.4
攻撃元区分(AV) | 物理 (P) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 低 (L) | ||
必要な特権レベル(PR) | 高 (H) | 低 (L) | 不要 (N) | |
ユーザ関与レベル(UI) | 要 (R) | 不要 (N) | ||
スコープ(S) | 変更なし (U) | 変更あり (C) | ||
機密性への影響(C) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
完全性への影響(I) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
可用性への影響(A) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) |
この脆弱性情報は、次の方が開発者に報告し、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
発見者: Michael Heinzl 氏