公開日:2025/10/17 最終更新日:2025/10/17

JVNVU#95364505
複数のRockwell Automation製品における複数の脆弱性

概要

Rockwell Automationが提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2025-9064

  • FactoryTalk View Machine Edition V15.00より前のバージョン
CVE-2025-9063
  • PanelView Plus 7 Performance Series B V14.100
CVE-2025-9067、CVE-2025-9068
  • FactoryTalk Linx 6.40およびそれ以前のバージョン
CVE-2025-9066
  • PanelView Plus 7 Terminal 14およびそれ以前のバージョン
CVE-2025-9437
  • ArmorStart AOP V2.05.07

詳細情報

Rockwell Automationが提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • パストラバーサル(CWE-22)
    • CVE-2025-9064
  • 認可処理の不備(CWE-285)
    • CVE-2025-9063
  • 複数の権限などの組み合わせによる想定外の操作(CWE-268)
    • CVE-2025-9067、CVE-2025-9068
  • XML外部エンティティ参照(XXE)の不適切な制限(CWE-611)
    • CVE-2025-9066
  • キャッチされない例外(CWE-248)
    • CVE-2025-9437

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該機器と同じネットワークに属する認証されていない攻撃者によって、OS内のファイルを削除される(CVE-2025-9064)
  • ファイルシステムへ不正にアクセスされたり、診断情報やイベントログを取得されたりする(CVE-2025-9063)
  • システム権限で動作するコマンドプロンプトを起動され、ファイルやプロセス、システムリソースへアクセスされる(CVE-2025-9067、CVE-2025-9068)
  • 認証されていない攻撃者によって、一時的にサービス運用妨害(DoS)状態にされる(CVE-2025-9066)
  • サービス運用妨害(DoS)状態にされる(CVE-2025-9437)

対策方法

アップデートする
開発者は、CVE-2025-9437を除く脆弱性に対してアップデートを提供しています。
ワークアラウンドを実施する
開発者は、アップデートが適用できない場合、ワークアラウンドの適用を推奨しています。
詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。

CVE-2025-9437
ワークアラウンドを実施する
開発者は、ワークアラウンドの適用を推奨しています。
詳細は、開発者が提供する情報(SD1751)を確認してください。

参考情報

  1. ICS Advisory | ICSA-25-289-01
    Rockwell Automation FactoryTalk View Machine Edition and PanelView Plus 7
  2. ICS Advisory | ICSA-25-289-02
    Rockwell Automation FactoryTalk Linx
  3. ICS Advisory | ICSA-25-289-03
    Rockwell Automation FactoryTalk ViewPoint
  4. ICS Advisory | ICSA-25-289-04
    Rockwell Automation ArmorStart AOP

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia