公開日:2021/06/18 最終更新日:2021/06/18

JVNVU#95863438
Softing 製 OPC-UA C++ SDK にバッファエラーの脆弱性

概要

Softing 社が提供する OPC-UA C++ SDK には、バッファエラーの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • OPC UA C++ SDK (Software Development Kit) v5.59 から v5.64 まで
Softing 社によると、当該製品を利用して開発された他の製品も影響を受けるとのことです。

詳細情報

Softing 社 が提供する OPC-UA C++ SDK には、エクスポートされたライブラリ関数へ受け渡された拡張オブジェクトに対して適切な検証がされません。そのため、バッファエラーの脆弱性 (CWE-119、CVE-2021-32994) が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者から、細工されたさまざまなパケットを受信した場合、予期しない複数のメモリアドレスにアクセスされ、ソフトウェアをクラッシュさせられる可能性があります。

対策方法

アップグレードする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップグレードしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

  • OPC UA C++ SDK (Software Development Kit) v5.65
ワークアラウンドを実施する
publisher プロトコルおよび subscriber プロトコル機能を無効にする。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Softing OPC UA and OPC Classic SDKs

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-21-168-02)
    Softing OPC-UA C++ SDK

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
基本値: 7.5
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
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CPNI Advisory
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CVE
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