公開日:2013/09/24 最終更新日:2013/09/24

JVNVU#96078234
iDRAC にクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

DELL が提供する integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC) には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • iDRAC6 バージョン 1.41 およびそれ以前
なお、iDRAC6 "modular" (blades) は、本脆弱性の影響を受けないとのことです。

詳細情報

DELL が提供する iDRAC のウェブ管理画面には、ログインページの ErrorMsg パラメータの処理に問題があり、クロスサイトスクリプティング (CWE-79) の脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者は、ファームウェアのアップデートリリースを次の通り予定しています。

  • iDRAC6 "monolithic" (rack and towers) バージョン 1.96 - 2013年9月から12月までの期間
  • iDRAC7 バージョン 1.46.45 - 2013年9月中旬から下旬
ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
  • アクセスを制限する

ベンダ情報

ベンダ リンク
DELL Systems Management - iDRAC6 Home

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#920038
    Dell iDRAC 6 is vulnerable to a cross-site scripting (XSS) attack

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2013.09.24における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-3589
JVN iPedia