公開日:2025/11/19 最終更新日:2025/11/19

JVNVU#96415307
METZ CONNECT製EWIO2シリーズにおける複数の脆弱性

概要

METZ CONNECTが提供するEWIO2シリーズには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Energy-Controlling EWIO2-M ファームウェア 2.2.0より前のバージョン
  • Energy-Controlling EWIO2-M-BM ファームウェア 2.2.0より前のバージョン
  • Ethernet-IO EWIO2-BM ファームウェア 2.2.0より前のバージョン

詳細情報

METZ CONNECTが提供するEWIO2シリーズには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 認証回避(CWE-305)
    • CVE-2025-41733
  • PHPリモートファイルインクルージョン(CWE-98)
    • CVE-2025-41734
  • アップロードするファイルの検証が不十分(CWE-434)
    • CVE-2025-41735
  • ‘.../...//‘に関するパストラバーサル(CWE-35)
    • CVE-2025-41736
  • 不適切なアクセス制御(CWE-284)
    • CVE-2025-41737

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の攻撃者によってPOSTリクエストを送信され、rootの認証情報を設定される(CVE-2025-41733)
  • 遠隔の攻撃者によって任意のPHPファイルを実行され、当該デバイスへの完全なアクセス権を取得される(CVE-2025-41734)
  • 遠隔の低権限ユーザーによって任意の場所に任意のファイルをアップロードされ、リモートコードを実行される(CVE-2025-41735)
  • 遠隔の低権限ユーザーによって新規Pythonスクリプトのアップロードまたは既存のPythonスクリプトを上書きされ、リモートコードを実行される(CVE-2025-41736)
  • 遠隔の攻撃者によってPHPモジュールのソースを読み取られる(CVE-2025-41737)

対策方法

アップデートする
開発者は、アップデートを提供しています。
詳細は、ICS AdvisoryまたはVDE CERTが提供する情報を確認してください。

参考情報

  1. ICS Advisory | ICSA-25-322-05
    METZ CONNECT EWIO2

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
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