公開日:2020/07/29 最終更新日:2020/07/29

JVNVU#96640421
Secomea 製 GateManager に複数の脆弱性

概要

Secomea が提供する GateManager には、複数の脆弱性があります。

影響を受けるシステム

  • GateManager 9.2c より前のバージョン

詳細情報

GateManager は Secomea 社が提供する VPN サーバです。GateManager には次の複数の脆弱性が存在します。

  • NULL バイト もしくは NUL 文字の不適切な無効化 (CWE-158) - CVE-2020-14500
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H 基本値: 10.0
  • 境界条件の判定 (CWE-193) - CVE-2020-14508
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.1
  • ハードコードされた認証情報の使用 (CWE-798) - CVE-2020-14510
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
  • 強度が不十分なパスワードハッシュの使用 (CWE-916) - CVE-2020-14512
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 9.1

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者が負の値を送信し、任意のデータを上書きされる - CVE-2020-14500
  • 遠隔の第三者が Off-by-one エラーを引き起こし、任意のコードを実行されたり、サービス妨害状態 (DoS) にされたりする - CVE-2020-14508
  • Telnet の認証情報がハードコードされているため、管理者権限を持たない遠隔の第三者によって root 権限でコマンドを実行される - CVE-2020-14510
  • 弱いハッシュアルゴリズムを使用しているため、遠隔の第三者によってユーザのパスワードを参照される - CVE-2020-14512

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Secomea Downloads: GateManager

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-20-210-01)
    Secomea GateManager

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-14500
CVE-2020-14508
CVE-2020-14510
CVE-2020-14512
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