公開日:2017/03/17 最終更新日:2017/03/17

JVNVU#97075940
Commvault Edge にスタックバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Commvault が提供する CommVault Edge には、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • CommVault Edge version 11 SP6 (11.80.50.0)

詳細情報

スタックベースのバッファオーバーフロー (CWE-121) - CVE-2017-3195
CommVault Edge が提供する CommVault Edge Communication Service (cvd) には、鍵交換プロトコルの処理に起因するスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。8400/TCP 宛に送信された細工されたパケットを処理することで、任意のコードが実行される可能性があります。

想定される影響

第三者によって、当該製品の root または SYSTEM 権限で任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、SP7 およびそれ以降へアップデートしてください。
また、SP6 のユーザ向けに hotfix 590 が提供されています。

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#214283
    Commvault Edge contains a buffer overflow vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 9.8
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C
基本値: 10.0
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-3195
JVN iPedia