公開日:2020/01/28 最終更新日:2020/01/28
JVNVU#97139173
Intel 製 CPU の投機的実行機能に対するサイドチャネル攻撃 (Vector Register Sampling、L1D Eviction Sampling)
Intel 製 CPU の投機的実行機能には、サイドチャネル攻撃により情報が漏えいする複数の脆弱性 (Vector Register Sampling、L1D Eviction Sampling) が存在します。
Intel が提供しているこちらのリストを参照してください。
投機的実行機能を持つ CPU に対して、以下のサイドチャネル攻撃を行うことができる脆弱性 (CWE-208) が報告されています。
これらの攻撃手法は「Vector Register Sampling」および「L1D Eviction Sampling」と呼ばれています。
- Vector Register Sampling - CVE-2020-0548
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:C/C:L/I:N/A:N 基本値: 2.8 CVSS v2 AV:L/AC:H/Au:S/C:P/I:N/A:N 基本値: 1.0 - L1D Eviction Sampling - CVE-2020-0549
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.5 CVSS v2 AV:L/AC:L/Au:S/C:P/I:N/A:N 基本値: 1.7
詳細については、INTEL-SA-00329 および IPAS: INTEL-SA-00329 を参照してください。
ローカルユーザとしてアクセス可能な第三者に、サイドチャネル攻撃を利用されることによって、ベクトルレジスタ値や L1 データキャッシュの値を推測される可能性があります。
アップデートする
Intel はマイクロコードのアップデートを準備中です。
アップデートが提供された後は、Intel の提供する情報をもとに最新版にアップデートしてください。
JPCERT 緊急報告 |
|
JPCERT REPORT |
|
CERT Advisory |
|
CPNI Advisory |
|
TRnotes |
|
CVE |
CVE-2020-0548 |
CVE-2020-0549 |
|
JVN iPedia |
|