公開日:2015/07/08 最終更新日:2015/07/08

JVNVU#97426101
Grandstream GXV3611_HD カメラに SQL インジェクションの脆弱性

概要

Grandstream GXV3611_HD は監視用のネットワークカメラです。Grandstream GXV3611_HD には、SQL インジェクションの脆弱性があります。

影響を受けるシステム

  • Grandstream GXV3611_HD ファームウェアバージョン 1.0.3.6 およびそれ以前

詳細情報

SQL インジェクション (CWE-89) - CVE-2015-2866
ファームウェアバージョン 1.0.3.6 およびそれ以前の Grandstream GXV3611_HD では、telnet によるログインの username フィールドを適切に検証しません。攻撃者はこの脆弱性を使用し、当該機器の設定に対して SQL インジェクション攻撃を行うことが可能です。

想定される影響

遠隔の第三者による SQL インジェクションによって、当該機器の設定を閲覧もしくは変更される可能性があります。

対策方法

アップデートする
この問題を修正したファームウェアバージョン 1.0.3.9 beta がリリースされています。
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Grandstream Firmware

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#253708
    Grandsteam GXV3611_HD camera is vulnerable to SQL injection

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2015.07.08における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 一部の情報が漏えいする
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さが部分的に損なわれる
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用は阻害されない

Base Score:6.4

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2015-2866
JVN iPedia