公開日:2025/05/16 最終更新日:2025/05/16

JVNVU#97488182
複数のECOVACS製品における複数の脆弱性

概要

ECOVACSが提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • X1S PRO 2.5.38より前のバージョン
  • X1 PRO OMNI 2.5.38より前のバージョン
  • X1 OMNI 2.4.45より前のバージョン
  • X1 TURBO 2.4.45より前のバージョン
  • T10 Series 1.11.0より前のバージョン
  • T20 Series 1.25.0より前のバージョン
  • T30 Series 1.100.0より前のバージョン

詳細情報

ECOVACSが提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • ハードコードされた暗号鍵の使用(CWE-321)
    • CVE-2025-30198、CVE-2025-30200
  • ダウンロードしたコードの完全性検証不備(CWE-494)
    • CVE-2025-30199

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該機器のシリアルナンバーから、キーを取得される(CVE-2025-30198、CVE-2025-30200)
  • ロボットとベースステーション間の安全でない接続を介して、ベースステーションへ悪意あるアップデートを送信される(CVE-2025-30199)

対策方法

アップデートする
2025年5月16日時点で、X1S PROとX1 PRO OMNIのみアップデートが提供されています。
それ以外の製品については、5月31日までにアップデートを提供予定のため、利用可能になり次第アップデートを適用してください。
詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。

参考情報

  1. ICS Advisory | ICSA-25-135-19
    ECOVACS DEEBOT Vacuum and Base Station

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia