公開日:2023/01/18 最終更新日:2023/01/18

JVNVU#97719125
TP-Link製ルータにおける複数の脆弱性

概要

TP-Link製ルータには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

本脆弱性は、米国で提供されている以下の製品に対して報告されているものです。

  • TL-WR710N V1 ファームウェア 151022 (公開日 2015-10-22)
  • Archer C5 V2 ファームウェア 160201 (公開日 2016-02-01)

詳細情報

TP-Link製ルータには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • HTTPベーシック認証の処理におけるヒープベースのバッファオーバーフロー - CVE-2022-4498
  • httpdのstrcmp()関数に対するサイドチャネル攻撃によりユーザ名とパスワードを推測可能 - CVE-2022-4499

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • httpdプロセスをクラッシュさせられたり、任意のコードを実行されたりする - CVE-2022-4498
  • ユーザー名とパスワードを推測される - CVE-2022-4499

対策方法

2023年1月18日時点では、本脆弱性に対するアップデートは提供されていません。

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#572615
    Vulnerabilities in TP-Link routers, WR710N-V1-151022 and Archer C5 V2

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia