公開日:2022/11/04 最終更新日:2023/07/28

JVNVU#97789889
ETIC Telecom製Remote Access Server (RAS)における複数の脆弱性

概要

ETIC Telecomが提供するRemote Access Server (RAS)には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ETIC Telecom RAS ファームウェア V4.5.0 およびそれ以前のバージョン

詳細情報

ETIC Telecomが提供するRemote Access Server (RAS)には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • データの信頼性確認が不十分 (CWE-345) - CVE-2022-3703
  • ディレクトリトラバーサル (CWE-22) - CVE-2022-41607
  • アップロードするファイルの検証が不十分 (CWE-434) - CVE-2022-40981

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、隣接ネットワーク上の高権限ユーザによって、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 細工されたファームウェアを提供され、権限昇格される - CVE-2022-3703
  • SSH秘密鍵やパスワードなどを含む機微なファイルを窃取される - CVE-2022-41607
  • 細工されたファイルをアップロードされ、既存ファイルを上書きされたり、ハードディスクを容量不足にされたりなどする - CVE-2022-40981

対策方法

アップデートする
開発者は、アップデートを提供しています。
本脆弱性はV4.7.0およびそれ以降のファームウェアバージョンで修正されています。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、アップデートが適用できない場合、ワークアラウンドの適用を推奨しています。

詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Etic Telecom Softwares download

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-22-307-01)
    ETIC Telecom Remote Access Server (RAS)

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia

更新履歴

2023/07/28
[想定される影響]、[対策方法]を更新しました