公開日:2014/01/29 最終更新日:2014/01/29

JVNVU#97877909
Fail2ban にサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Fail2ban には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Fail2ban 0.8.11 より前のバージョン

詳細情報

Fail2ban には、Postfix 向けのフィルタおよび Cyrus IMAP 向けのフィルタの処理に問題があり、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって、当該製品に任意の IP アドレスをブロックするよう設定される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#686662
    Fail2ban postfix and cyrus-imap filters contain denial-of-service vulnerabilities

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.01.29における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-7176
CVE-2013-7177
JVN iPedia