公開日:2025/07/24 最終更新日:2025/07/24
JVNVU#97972347
三菱電機製MELSEC iQ-Fシリーズにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性
三菱電機製MELSEC iQ-Fシリーズには、誤ったパスワードでのログインを連続試行されることで、サービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされる可能性があります。
- MELSEC iQ-Fシリーズ
- FX5U-xMy/z x=32,64,80, y=T,R, z=ES,DS,ESS,DSS 全バージョン
- FX5UC-xMy/z x=32,64,96, y=T, z=D,DSS 全バージョン
- FX5UC-32MT/DS-TS, FX5UC-32MT/DSS-TS, FX5UC-32MR/DS-TS 全バージョン
- FX5UJ-xMy/z x=24,40,60, y=T,R, z=ES,DS,ESS,DSS 全バージョン
- FX5UJ-xMy/ES-A(*1) x=24,40,60, y=T,R 全バージョン
- FX5S-xMy/z x=30,40,60,80(*1), y=T,R, z= ES,DS,ESS,DSS 全バージョン
- FX5-CCLGN-MS 全バージョン
(*1)一部地域でのみ販売されている製品
詳しくは、開発者が提供する情報を確認してください。
三菱電機株式会社が提供するMELSEC iQ-Fシリーズは、連続して誤ったパスワードによるログイン要求を受けると、要求を受けたポートへの通信を一定時間ロックアウトする仕様になっています。そのため、遠隔の第三者によって誤ったパスワードで不正なログインを連続試行されると、一定時間ロックアウトされ、その間は正規ユーザはログインできなくなります(CWE-645、CVE-2025-5241)。
再度ログインできるようにするには、ロックアウト後一定時間経過するまで待つか、当該製品を再起動するかの対処が必要です。
遠隔の第三者によって誤ったパスワードで不正なログインを連続試行された場合、正規ユーザがログインできなくなります。
ワークアラウンドを実施する
開発者によると、本脆弱性に対応した修正版ファームウェア提供の予定はなく、第三者による不正なログイン試行を防ぐための対策を講じることが推奨されています。
詳しくは、開発者が提供する情報を確認してください。
ベンダ | リンク |
三菱電機株式会社 | MELSEC iQ-Fシリーズにおけるサービス拒否(DoS)の脆弱性 |
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。