公開日:2018/11/07 最終更新日:2018/11/08

JVNVU#98026636
LogonTracer に複数の脆弱性

概要

一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターが提供する LogonTracer には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • LogonTracer 1.2.0 およびそれ以前

詳細情報

一般社団法人JPCERTコーディネーションセンターが提供する LogonTracer は、イベントログの分析をサポートするツールです。
LogonTracer には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2018-16165
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.3
  • XXE (XML External Entity) インジェクション (CWE-611) - CVE-2018-16166
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:N/A:L 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N 基本値: 5.0
  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2018-16167
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H 基本値: 10.0
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5
  • コードインジェクション (CWE-94) - CVE-2018-16168
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H 基本値: 10.0
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5

想定される影響

  • ユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトが実行される - CVE-2018-16165
  • 当該製品を設置したサーバ上にある任意のファイルを取得される - CVE-2018-16166
  • 当該製品を設置したサーバ上で任意の OS コマンドが実行される - CVE-2018-16167
  • 当該製品を設置したサーバ上で任意の Python コードが実行される - CVE-2018-16168

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が修正対応を行い、対策版を公表しました。
報告者: 株式会社神戸デジタル・ラボ 馬場 将次 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2018-16165
CVE-2018-16166
CVE-2018-16167
CVE-2018-16168
JVN iPedia

更新履歴

2018/11/07
[想定される影響]を更新しました
2018/11/08
[詳細情報]記載の CVE-2018-16167 のCVSSv3値の入力誤りを修正しました。