公開日:2023/02/17 最終更新日:2023/02/17

JVNVU#98419026
BD製Alaris Infusion Centralにおける復元可能な形式でのパスワード保存の脆弱性

概要

Becton, Dickinson and Company(BD)社が提供するAlaris Infusion Centralには、復元可能な形式でのパスワード保存の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Alaris Infusion Central バージョン1.1 から 1.3.2まで
※BD Alaris PCU 8015またはBD Alaris Systems Managerはこの脆弱性の影響を受けません。

詳細情報

BD社が提供するAlaris Infusion Centralには、次の脆弱性が存在します。

  • 復元可能な形式でのパスワード保存 (CWE-257) - CVE-2022-47376

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品にアクセス可能なユーザによって、患者の個人データを窃取されたり改ざんされたりする

対策方法

開発者によると、この脆弱性の影響を受ける可能性のある顧客に直接連絡を取り、改善を開始しているとのことです。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、ワークアラウンドの適用を推奨しています。

詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Becton, Dickinson and Company(BD) Alaris™ Infusion Central – Recoverable Password Vulnerability

参考情報

  1. ICS Medical Advisory (ICSMA-23-047-01)
    BD Alaris Infusion Central

JPCERT/CCからの補足情報

ICS Medical Advisoryには、「CWE-255」との記載がありましたが、本ページではより適切と判断した「CWE-257」を採用して公表しました。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia