公開日:2019/03/01 最終更新日:2019/03/01

JVNVU#99357827
Smart Protection Server における OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

トレンドマイクロ株式会社が提供する Smart Protection Server には、OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Smart Protection Server 3.1
  • Smart Protection Server 3.2 ビルド 1074
  • Smart Protection Server 3.2 ビルド 1078

詳細情報

トレンドマイクロ株式会社が提供する Smart Protection Server には、スクリプトファイル「cm_agent.php」の処理に起因する、OS コマンドインジェクション (CWE-78) の脆弱性が存在します。

想定される影響

管理コンソールにログオン可能なユーザにより、任意の OS コマンドを実行される可能性があります。

対策方法

最新のインストーラを使用する
当該製品を新規にインストールする際には、Smart Protection Server 3.2 ビルド 1085 の ISO イメージを使用してください。
開発者によると、Smart Protection Server 3.2 ビルド 1085 の ISO イメージは、当該製品の最新版ダウンロードページよりダウンロードできるとのことです。

ワークアラウンドを実施する
開発者によると、すでに Smart Protection Server 3.1、3.2 ビルド 1074 および 3.2 ビルド 1078 を使用しているユーザは、次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性を回避することが可能とのことです。

  • root アカウントでログオンし、次のコマンドを実行してスクリプトファイル「cm_agent.php」を削除する
    rm -f /var/www/AdminUI/php/cm_agent.php
詳しくは、製品開発者が提供する情報をご確認ください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-11395
JVN iPedia