公開日:2021/11/10 最終更新日:2021/11/10

JVNVU#99643588
Philips製MRIにおける複数の脆弱性

概要

Philips社が提供するMRIには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • MRI 1.5T Version 5.x.x
  • MRI 3T Version 5.x.x

詳細情報

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 不適切なアクセス制御(CWE-284) - CVE-2021-3083
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.2
  • 正しくない所有権割り当て(CWE-708) - CVE-2021-3085
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.2
  • 情報漏えい(CWE-200) - CVE-2021-3084
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.2

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 第三者により、リソースにアクセスされる - CVE-2021-3083
  • 意図しない所有者に対して、リソースを割り当てられる - CVE-2021-3085
  • 第三者により、機微な情報を窃取される - CVE-2021-3084

対策方法

2021年11月10日現在、本脆弱性への対策は提供されていません。
Philips社は2022年10月までにリリースを予定しています。

ワークアラウンドを実施する
Philips社は、以下のワークアラウンドを推奨しています。

  • 物理的および論理的な制御を含め、Philips社が承認した仕様の範囲内で、Philips社が展開およびサポートするすべての製品を操作する
  • 許可された人のみが製品を操作する
  • InCenterで入手可能なPhilips社の取扱説明書(IFU)を参照する

ベンダ情報

ベンダ リンク
Philips Security Advisories
InCenter

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
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