公開日:2008/05/19 最終更新日:2008/05/19
JVNTA08-137A
Debian および Ubuntu の OpenSSL パッケージに予測可能な乱数が生成される脆弱性
緊急
Debian GNU/Linux およびその派生オペレーティングシステムに含まれる OpenSSL パッケージには予測可能な乱数が生成される脆弱性が存在します。
- Debian 4.0
- Ubuntu 7.04
- Ubuntu 7.10
- Ubuntu 8.04 LTS
その他 Debian 派生のオペレーティングシステムも影響を受ける可能性があります。
詳しくはベンダの提供する情報をご確認ください。
Debian GNU/Linux およびその派生オペレーティングシステムに含まれる OpenSSL パッケージには予測可能な乱数が生成される脆弱性が存在します。この脆弱性は、不具合のある OpenSSL パッケージで生成された鍵を使用するアプリケーションにおいて影響を受けます。影響を受ける鍵は、SSH 鍵、OpenVPN 鍵、DNSSEC 鍵、X.509 証明書を生成するのに使われる鍵データ、および SSL/TLS コネクションに使うセッション鍵などです。
2006年9月17日およびそれ以降に生成された鍵は影響を受ける可能性があります。
また、本脆弱性は、Debian や Ubuntu および他の Debian から派生したオペレーティングシステムの OpenSSL パッケージに固有の問題となります。当該システムによって生成された鍵が他のシステムで使用されている場合、影響を受ける可能性があります。
影響を受けるシステムに対して、ブルートフォース攻撃を受けることで鍵情報が推測される可能性があります。また、本脆弱性をもちいた Man in the Middle 攻撃が行われる可能性もあります。
アップデートする
ベンダより公開されている最新バージョンへアップデートしてください。
鍵を再生成する
最新バージョンへアップデートしたあと再度鍵を生成してください。
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[[US-CERT Vulnerability Note VU#925211
Debian and Ubuntu OpenSSL packages contain a predictable random number generator
JPCERT 緊急報告 |
JPCERT-AT-2008-0008 Debian GNU/Linux に含まれる OpenSSL/OpenSSH の脆弱性に関する注意喚起 |
JPCERT REPORT | |
CERT Advisory |
Technical Cyber Security Alert TA08-137A Debian/Ubuntu OpenSSL Random Number Generator Vulnerability |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2008-0166 VU#925211 |
JVN iPedia |