公開日:2005/07/13 最終更新日:2005/08/10

JVNVU#623332
MIT Kerberos5 krb5_recvauth() におけるメモリ二重解放の脆弱性

概要


MIT Kerberos5 に含まれる krb5_recvauth() 関数はエラー処理のなかで、メモリの二重解放を行う可能性があります。結果として、遠隔の第三者が任意のコードを実行する可能性があります。

  • 影響のあるシステム
    * すべてのMIT krb5 リリースの kpropd daemon (krb5-1.4.1 を含む)
    * すべてのMIT krb5 リリースの klogind 及び krshd remote-login デーモン。(krb5-1.4.1 を含む)
    * krb5-recvauth() を使用しているサードパーティ・アプリケーションプログラム

  • 影響を受けるシステム

    詳細情報

    想定される影響


    遠隔の第三者が krb5_recvauth() 関数を使用しているプログラム上で任意のコードを実行する可能性があります。これには、スレーブ KDC として良く利用されている kpropd も含まれます。結果として、Kerberos システム全体に影響を及ぼす可能性があります。

    対策方法

    ベンダ情報

    ベンダ ステータス ステータス
    最終更新日
    ベンダの告知ページ
    ターボリナックス 該当製品あり 2005/07/14
    バックボーン・ソフトウエア株式会社 該当製品無し 2005/07/20
    富士通 該当製品あり 2005/08/10
    日本電気 該当製品無し(調査中) 2005/07/13
    日立 該当製品無し 2005/09/03

    参考情報

    1. MIT
      MIT Advisory 12 Jul 2005 - MITKRB5-SA-2005-003
    2. MIT
      MIT Kerberos security advisory page
    3. US-CERT Vulnerability Note VU#623332

    JPCERT/CCからの補足情報

    JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

    謝辞

    関連文書

    JPCERT 緊急報告
    JPCERT REPORT
    CERT Advisory
    CPNI Advisory
    TRnotes
    CVE CAN-2005-1689
    JVN iPedia