公開日:2012/05/02 最終更新日:2012/05/02

JVNVU#359816
Oracle データベース TNS リスナーに脆弱性
緊急

概要

Oracle データベースコンポーネントの TNS リスナーには、遠隔の第三者が認証なしにデータベースサービスを登録できる脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Oracle Database 11g Release 2, versions 11.2.0.2, 11.2.0.3
  • Oracle Database 11g Release 1, version 11.1.0.7
  • Oracle Database 10g Release 2, versions 10.2.0.3, 10.2.0.4, 10.2.0.5

Oracle によると、Oracle データベースコンポーネントを含む Oracle Fusion Middleware, Oracle Enterprise Manager, Oracle E-Business Suite も本脆弱性の影響を受けるとのことです。

詳しくは、Oracle が提供する Oracle Security Alert for CVE-2012-1675 をご確認ください。

詳細情報

Oracle データベースコンポーネントの TNS リスナーには、遠隔の第三者が認証なしにデータベースサービスを登録できる脆弱性が存在します。

詳しくは、Oracle が提供する Oracle Security Alert for CVE-2012-1675 をご確認ください。

想定される影響

遠隔の第三者によって、既に登録済みのデータベースインスタンス名を使ってサービスを登録され、中間者攻撃が行なわれる可能性があります。

対策方法

2012年5月2日現在、有効な対策はありません。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • Class of Secure Transport (COST) を使用し、インスタンス登録を制限する

詳しくは、Oracle が提供する Oracle Security Alert for CVE-2012-1675 をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Oracle Corporation Oracle Security Alert for CVE-2012-1675

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#359816
    Oracle database TNS listener vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.05.02における脆弱性分析結果  緊急

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-1675
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