公開日:2012/12/19 最終更新日:2012/12/19
JVNVU#90193767
Adobe Shockwave Player におけるプラグインモジュールのインストールに関する問題
Adobe Shockwave Player には、プラグインモジュールのインストールに関する問題が存在します。
- Adobe Shockwave Player
Adobe Shockwave Player は、Shockwave コンテンツを閲覧する際に、必要な Xtra (プラグインモジュール) をインストールします。このとき、Xtra に Adobe もしくは Macromedia の正しい署名が確認できた場合、ユーザに断りなく自動的に当該 Xtra がインストールされます。必要な Xtra は Shockwave コンテンツ自身が指定できるため、既知の脆弱性を持つ、古いバージョンの Xtra をインストールさせることが可能です。
細工された Shockwave コンテンツを閲覧することで、遠隔の第三者が指定した旧バージョンの Xtra をインストールさせられる可能性があります。結果として、遠隔の第三者によって、既知の脆弱性を使用した様々な攻撃を受ける可能性があります。
2012年12月19日現在、対策方法はありません。
ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
- Shockwave コンテンツへのアクセスを制限する
- Shockwave Player の ActiveX コントロールを無効にする (Internet Explorer のユーザ向け)
- Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) を適用する
- Data Execution Prevention (DEP) を有効にする
-
US-CERT Vulnerability Note VU#519137
Adobe Shockwave player installs Xtras without prompting
2012.12.19における脆弱性分析結果
評価尺度 | 攻撃成立条件 | 評価値 |
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攻撃経路 | インターネット経由からの攻撃が可能 |
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認証レベル | 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能 |
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攻撃成立に必要なユーザーの関与 | リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される |
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攻撃の難易度 | ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要 |
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JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2012-6271 |
JVN iPedia |
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