公開日:2021/06/07 最終更新日:2021/06/07
JVNVU#92413403
urllib3 における、正規表現を用いたサービス運用妨害 (ReDoS) の脆弱性
urllib3 には、正規表現を用いたサービス運用妨害 (ReDoS) の脆弱性が存在します。
- urllib3 v1.26.5 より前のバージョン
urllib3 は Python で用いられる HTTP クライアントモジュールです。urllib3 には、不正な URL を評価する正規表現の処理中に長大なバックトラックが発生し、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性 (CWE-400, CVE-2021-33503) が存在します。
遠隔の第三者によって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに修正版へアップデートしてください。
本脆弱性を修正した v1.26.5 がリリースされています。
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:L
基本値:
5.3
攻撃元区分(AV) | 物理 (P) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 低 (L) | ||
必要な特権レベル(PR) | 高 (H) | 低 (L) | 不要 (N) | |
ユーザ関与レベル(UI) | 要 (R) | 不要 (N) | ||
スコープ(S) | 変更なし (U) | 変更あり (C) | ||
機密性への影響(C) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
完全性への影響(I) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
可用性への影響(A) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) |
この脆弱性情報は、次の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
報告者: NTTセキュアプラットフォーム研究所 千田 忠賢 氏