公開日:2008/11/04 最終更新日:2009/06/26

JVNVU#981849
Automated Solutions Modbus Slave ActiveX Control における脆弱性

概要

Automated Solutions Modbus Slave ActiveX Control には、任意のコードを実行されたり、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

TippingPoint DVLabs によると、影響を受ける製品は以下の通りです。

  • utomated Solutions Modbus Slave ActiveX Control

詳細情報

Automated Solutions Modbus Slave ActiveX Controlには、Modbus リクエストを適切に処理できない問題が存在します。
TippingPoint DVLabs によると、MiniHMI.exe にエラーがあるため、TCP ポート 502 番に送られた細工された Modbus リクエストを処理する際にバッファオーバフローが発生し、結果として遠隔の第三者による任意のコード実行が可能であるとされています。

想定される影響

遠隔の第三者によって、MiniHMI.exe を実行しているユーザの権限で任意のコードを実行されたり、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性があります。

対策方法

アップデートする
VU#981849 によると、Automated Solutions, Inc. は、本脆弱性を修正したアップデートを提供しています。
本脆弱性が存在する Automated Solutions Modbus Slave ActiveX Control をもとに開発を行なった OEM 開発者は、Automated Solutions, Inc. へコンタクトしてください。

アクセスを制限する
必要最小限のアクセスのみを許可する。

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#981849
    Automated Solutions Modbus TCP Slave ActiveX Control Vulnerability
  2. TippingPoint DVLabs
    Automated Solutions Modbus TCP Slave ActiveX Control Denial of Service Vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性情報は、2007年9月17日に情報公開が行なわれているものです。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2008.11.04における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2007-4827
JVN iPedia JVNDB-2008-001913

更新履歴

2009/06/26
関連文書に JVN iPedia へのリンクを追加しました。