公開日:2007/12/26 最終更新日:2007/12/26

JVN#33044255
GreaseKit および Creammonkey における許可されていない関数が実行される脆弱性

概要

GreaseKit および Creammonkey には、許可されていないユーザスクリプト専用の関数が実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • GreaseKit 1.2 から 1.3 まで
  • Creammonkey 0.9 から 1.1 まで

GreaseKit は Creammonkey の後継ソフトウェアです。

詳細情報

GreaseKit および Creammonkey は、Safari などの Apple Webkit を利用しているソフトウェア上で、ユーザスクリプトを実行可能にするための機能拡張ソフトウェアです。GreaseKit および Creammonkey には、本来ウェブページ上のスクリプトから許可されていない、ユーザスクリプト専用の関数が実行される脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザが遠隔の第三者によって細工されたウェブページを閲覧した際に、任意のサイトへ HTTP リクエストを送信されたり、ユーザスクリプトの設定値の読み書きが行われたりする可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報を元にアップデートしてください。

なお、Creammonkey を使用されている場合、後継ソフトウェアである

最新版の GreaseKit にアップデートすることをお奨めします。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
加藤 和良 該当製品あり 2007/12/26

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2007.12.26における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia JVNDB-2007-000824