公開日:2007/06/01 最終更新日:2007/06/01

JVN#38605899
Mozilla Firefox におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要


Mozilla Corporation および Mozilla Japan が提供するウェブブラウザ Mozilla Firefox には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム


  • Firefox 2.0.0.2 より前のバージョン
    • Firefox 1.5.0.10 より前のバージョン

    詳細情報


    Mozilla Firefox には、HTML を解釈する際の処理が不適切なため、本来無効な HTML 要素のイベントハンドラが有効になり、結果としてクロスサイトスクリプティングを誘発してしまう脆弱性が存在します。

    想定される影響


    ユーザのブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

    対策方法

    アップグレードする
    Mozilla は本脆弱性の対策を施した Firefox 2.0.0.2 および Firefox 1.5.0.10 を公開しています。本脆弱性の影響を受ける製品のユーザは、対策済みのバージョンにアップデートすることを推奨します。

    参考情報

    1. IPA
      「Mozilla Firefox」におけるクロスサイト・スクリプティングの脆弱性

    JPCERT/CCからの補足情報

    JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

    における脆弱性分析結果

    評価尺度 攻撃成立条件 評価値
    攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
    認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
    攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
    攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

    各項目の詳しい説明

    謝辞

    この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。報告者:webappsec.jp HASEGAWA Yosuke 氏

    関連文書

    JPCERT 緊急報告
    JPCERT REPORT
    CERT Advisory
    CPNI Advisory
    TRnotes
    CVE CVE-2007-0995
    JVN iPedia

    更新履歴

    2007/06/01
    参考情報: IPA へのリンクを追加しました。