公開日:2008/02/21 最終更新日:2008/02/21

JVN#42381549
Internet Scanner のレポート出力機能において任意のスクリプトが実行される脆弱性

概要

IBM が提供する Internet Scanner には、検査結果のレポートを HTML ファイルとして出力する機能があります。このレポートを出力する際の処理が不適切なため、出力された HTML ファイルをユーザが閲覧した際に任意のスクリプトが実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Internet Scanner 7.0 Service Pack 2 7.2.2005.52 Release

詳細情報

IBM が提供する脆弱性検査・監査ツールである Internet Scanner には検査結果のレポートを HTML ファイルとして出力する機能があります。

このレポートを出力する際の処理が不適切なため、出力された HTML ファイルをユーザが閲覧した際に任意のスクリプトが実行される脆弱性が存在します。

想定される影響

HTML ファイルとして出力された検査結果のレポートを閲覧した際、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性があります。スクリプトの内容によっては、クライアント PC 内の任意のファイルを閲覧される可能性があります。

対策方法

アップデートする
ベンダの提供する情報をもとに最新版にアップデートを行ってください。

詳しくはベンダの提供する情報をご覧ください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
IBM 該当製品あり 2008/02/21

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2008.02.21における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。
報告者:株式会社セキュアスカイ・テクノロジー 福森 大喜 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia JVNDB-2008-000011