公開日:2007/10/01 最終更新日:2007/11/16

JVN#79013771
Safari において HTTP 通信のページから HTTPS 通信のページにアクセス可能な脆弱性

概要

Apple が提供する Safari には、 HTTP 通信のページから HTTPS 通信のページにアクセス可能な脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Mac OS X 向け Safari(Mac OS X v10.4 から Mac OS X v10.4.10まで)
  • Safari 3.0.3 およびそれ以前 (Mac OS X, Windows XP / Vista)
  • iPhone v1.1.1 より前のバージョン

詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください。

詳細情報

Apple が提供する Safari は、Mac OS X に標準で搭載されているウェブブラウザです。また、Apple が提供する iPhone にもウェブブラウザとして Safari が搭載されています。
Safari には、HTTPS 通信により SSL/TLS で保護されているページの内容が、同じドメインの HTTP 通信のページからアクセス可能な脆弱性が存在します。

想定される影響

HTTPS 通信で保護されているページの内容が、同じドメインの HTTP 通信のページから取得、変更される可能性があります。

対策方法

アップデートする

ベンダが提供する情報を元に最新版へアップデートしてください。

詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください。

参考情報

  1. IPA
    「Safari」において HTTP 通信のページから HTTPS 通信のページにアクセス可能な脆弱性

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2007.11.16における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。報告者: 株式会社ラック 山崎 圭吾 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2007-4671
JVN iPedia

更新履歴

2007/11/16
概要、影響を受けるシステム、詳細情報、ベンダ情報を更新し、参考情報を追加しました。