公開日:2013/09/20 最終更新日:2013/09/20

JVN#03082733
D-Link DWL-2100AP におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

D-Link が提供する DWL-2100AP には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • DWL-2100AP ファームウェア R252JP-RC572 より前のバージョン

詳細情報

D-Link が提供する DWL-2100AP には、SSH の実装に問題があり、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

想定される影響

SSH ログイン可能なユーザによって、当該製品を再起動させられる可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、R252JP-RC572 もしくはそれ以降のファームウェアにアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
ディーリンクジャパン株式会社 DWL-2100AP - ファームウェア

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2013/09/20 となりました。
迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2013.09.20における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル システムに正規登録されている一般ユーザのアカウントが必要
  • 低 - 中
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社富士通研究所 兒島 尚 氏、中田 正弘 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-4706
JVN iPedia JVNDB-2013-000089