公開日:2014/08/12 最終更新日:2014/08/12

JVN#07957080
Dominion KX2-101 におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ラリタン・ジャパン株式会社が提供する Dominion KX2-101 には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Dominion KX2-101

詳細情報

ラリタン・ジャパン株式会社が提供する Dominion KX2-101 は、IP ネットワークに接続して使用する KVM スイッチです。Dominion KX2-101 には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

想定される影響

細工されたパケットを受信することで、当該製品をサービス不能な状態にされる可能性があります。

対策方法

Dominion KX2-101 V2 を使用する
開発者によると、Dominion KX2-101 は、販売およびメンテナンスサービスが終了とのことです。
後継製品である Dominion KX2-101 V2 で対策されています。

ベンダ情報

ベンダ リンク
ラリタン・ジャパン株式会社 Dominion KX II-101 V2

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.08.12における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報は漏えいしない
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さは損なわれない
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が全面的に阻害される

Base Score:7.8

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 岡野 友輔 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-3901
JVN iPedia JVNDB-2014-000097