公開日:2017/08/31 最終更新日:2017/08/31

JVN#09769017
富士ゼロックス株式会社製の複数の製品における DLL 読み込みに関する脆弱性

概要

富士ゼロックス株式会社製の複数の製品には、DLL 読み込みに関する脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2017-10848

  • DocuWorks 8.0.7 およびそれ以前のインストーラー
  • DocuWorks Viewer Light インストーラー 登録日2017年7月以前のパッケージ
CVE-2017-10849
  • DocuWorks 8.0.7 およびそれ以前により生成された自己解凍文書
CVE-2017-10850
  • ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け ART EX ドライバーのインストーラー (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2017年4月12日 11:04 以前)
  • ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け PostScript® ドライバー Microsoft® Pscript用 + 機能追加PlugIn + PPDファイル インストーラー (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2017年4月12日 11:10 以前)
  • ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け XPS 対応ドライバーのインストーラー (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2016年11月4日 08:48 以前)
  • ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け ART EXダイレクトファクスドライバーのインストーラー (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2017年5月26日 16:44 以前)
  • ApeosPort-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271、DocuCentre-VI C7771/C6671/C5571/C4471/C3371/C2271 向け設定復元ツールのインストーラー (デジタル署名のタイムスタンプが日本時間 2015年8月25日 17:51 以前)
CVE-2017-10851
  • ContentsBridge Utility for Windows 7.4.0 およびそれ以前のインストーラー

詳細情報

富士ゼロックス株式会社が提供する複数の製品のインストーラーおよび DocuWorks自己解凍文書には、DLL を読み込む際や、自己解凍文書を実行する際の検索パスに問題があり、意図しない DLL を読み込んでしまう脆弱性 (CWE-427)  が存在します。

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • インストーラー起動時に管理者権限で任意のコードを実行される - CVE-2017-10848, CVE-2017-10850, CVE-2017-10851
  • DocuWorks自己解凍文書を実行したユーザの権限で任意のコードを実行される - CVE-2017-10849

対策方法

CVE-2017-10848, CVE-2017-10850, CVE-2017-10851 向け対策
最新のインストーラーを使用する
開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラーを使用してください。
なお、本脆弱性の影響を受けるのはインストーラーの起動時のみのため、既存のユーザはソフトウェアをアップデートする必要はありません。

CVE-2017-10849 向け対策
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する
当該製品の最新版には、自己解凍文書作成機能は含まれていません。
既存のDocuWorks自己解凍文書を利用する場合は、空の新規フォルダを作成し、その中に DocuWorks自己解凍文書 (exe ファイル) を格納してから、起動して下さい。
詳しくは、製品開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
富士ゼロックス株式会社 該当製品あり 2017/08/31 富士ゼロックス株式会社 の告知ページ

参考情報

  1. Japan Vulnerability Notes JVNTA#91240916
    Windows アプリケーションによる DLL 読み込みやコマンド実行に関する問題

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 7.8
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P
基本値: 6.8
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

分析結果のコメント

ユーザのシステムを攻撃する目的で作成された DLL ファイルを、攻撃者の意図する場所にユーザが自ら配置することを想定しています。

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 橘総合研究所 英利 雅美 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-10848
CVE-2017-10849
CVE-2017-10850
CVE-2017-10851
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