公開日:2013/05/20 最終更新日:2013/05/20

JVN#10461119
web2py のソーシャルブックマークウィジェットにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

web2py が提供するソーシャルブックマークウィジェット (share.js) には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • web2py バージョン 2.3.1 より前のバージョンに同梱されている share.js ウィジェット

上記のウィジェットを使用した web2py アプリケーションが本脆弱性の影響を受けます。

詳細情報

web2py は、ウェブアプリケーションを作成、デザインするためのフレームワークです。web2py が提供するソーシャルブックマークウィジェットには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

想定される影響

share.js を使用する web2py アプリケーションにアクセスした場合、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性があります。

対策方法

アップデートし、share.js ファイルを置き換える
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートし、各アプリケーションが使用している share.js を置き換えてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
web2py web2py 2.3.1 is out

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社Everforth 小菅 祐史 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-2311
JVN iPedia JVNDB-2013-000040