公開日:2014/08/19 最終更新日:2014/08/19

JVN#20812625
Advance-Flow における SQL インジェクションの脆弱性

概要

株式会社OSK が提供する Advance-Flow Ver 4.41 およびそれ以前には、SQL インジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Advance-Flow Ver 4.41 およびそれ以前
  • Advance-Flow フォーム集 Ver 4.41 およびそれ以前

詳細情報

株式会社OSK が提供する Advance-Flow には、入力されたデータの処理に問題があり、SQL インジェクションの脆弱性が存在します。

想定される影響

当該製品のユーザによって、データベースの内容が改ざんされたり、データが漏えいしたりする可能性があります。

対策方法

Advance-Flow を使用しない
開発者によると、Advance-Flow のサポートは終了しているため、Advance-Flow の使用を停止してください。
なお、後継製品である eValue NS は、本脆弱性の影響を受けないとのことです。

ベンダ情報

ベンダ リンク
株式会社OSK Advance-Flow

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2014/8/19 となりました。
迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2015.08.19における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 一部の情報が漏えいする
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さが部分的に損なわれる
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が部分的に阻害される

Base Score:7.5

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ビジネス・アーキテクツ 太田 良典 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-3906
JVN iPedia JVNDB-2014-000099