公開日:2018/12/10 最終更新日:2018/12/10

JVN#23161885
サイボウズ リモートサービスにおける複数の脆弱性

概要

サイボウズ株式会社が提供するサイボウズ リモートサービスには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2018-16169

  • サイボウズ リモートサービス 3.0.0 から 3.1.0 まで
CVE-2018-16170, CVE-2018-16171, CVE-2018-16172
  • サイボウズ リモートサービス 3.0.0 から 3.1.8 まで
開発者によると、CVE-2018-16170 については Windows 版でのみ確認されているとのことです。

詳細情報

サイボウズ株式会社が提供するサイボウズ リモートサービスには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • ロゴの設定画面で任意のファイルをアップロード可能な脆弱性 (CWE-434) - CVE-2018-16169
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.5
  • 利用端末の管理画面におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性 (CWE-22) - CVE-2018-16170
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:N/I:H/A:H 基本値: 9.6
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:N/I:P/A:P 基本値: 5.5
  • クライアント証明書の登録機能におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性 (CWE-22) - CVE-2018-16171
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.5
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.1
  • クライアント証明書の管理画面におけるクリックジャッキング対策不備 (CWE-451) - CVE-2018-16172
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値: 6.5
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.6

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • サーバ上で任意の Java コードを実行される - CVE-2018-16169, CVE-2018-16171
  • サーバ上の任意のファイルを削除される - CVE-2018-16170
  • クリックジャッキング攻撃により、登録したクライアント証明書を削除させられる - CVE-2018-16172

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
サイボウズ株式会社 該当製品あり 2018/12/10 サイボウズ株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2018-16169 は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

CVE-2018-16170 および CVE-2018-16171 は、次の方が開発者に報告し、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション 米山 俊嗣 氏

CVE-2018-16172 は、次の方が開発者に報告し、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 西谷 完太 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2018-16169
CVE-2018-16170
CVE-2018-16171
CVE-2018-16172
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