公開日:2011/12/22 最終更新日:2011/12/22

JVN#25435092
Apache Struts におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Apache Struts には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在するウェブアプリケーションを作り出す問題があります。

影響を受けるシステム

  • Apache Struts 2.2.3 より前のバージョン
  • Apache Struts 2.0.x

Apache Struts を使用したウェブアプリケーションが影響を受ける可能性があります。

詳細情報

Apache Software Foundation が提供する Apache Struts は、Java のウェブアプリケーションを開発するためのソフトウェアフレームワークです。Apache Struts には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在するウェブアプリケーションを作り出す問題があります。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートしてください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.12.22における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ユービーセキュア 杉山 俊春 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2011-1772
JVN iPedia JVNDB-2011-000106