公開日:2011/03/04 最終更新日:2011/03/07

JVN#26301278
IBM WebSphere Application Server におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

IBM WebSphere Application Server (WAS) には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • IBM WebSphere Application Server V6.0 から V6.0.2.43 まで
  • IBM WebSphere Application Server V6.1 から V6.1.0.35 まで
  • IBM WebSphere Application Server V7.0 から V7.0.0.13 まで
以下、開発者からのコメントです。

WASを内部的に含んでいる他のIBMソフトウェア製品においても、WASが対象バージョンに該当する場合は、修正プログラムを適用することが必要です。具体的には、WebSphere Process Server(WPS)、WebSphere Enterprise Service Bus (WESB)、WebSphere Virtual Enterprise (WVE)、WebSphere Commerce等が該当いたします。 なお、IBM HTTP Server はこの問題の影響は受けません。

詳細情報

IBM WebSphere Application Server には、Java Runtime Environment (JRE) の問題に起因するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者により、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとに各バージョンに対応したパッチを適用してください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.03.04における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2010-4476
JVN iPedia JVNDB-2011-000017

更新履歴

2011/03/07
ベンダ情報リンク "IBMソフトウェア製品におけるJava脆弱性に関するお知らせ" を追加しました。