公開日:2025/06/13 最終更新日:2025/06/13
JVN#27937557
RICOH Streamline NX PC Clientにおける複数の脆弱性
株式会社リコーが提供するRICOH Streamline NX PC Clientには、複数の脆弱性が存在します。
CVE-2025-36506、CVE-2025-46783
- RICOH Streamline NX V3 PC Client バージョン3.5.0から3.242.0
- RICOH Streamline NX V3 PC Client バージョン3.5.0から3.7.0
株式会社リコーが提供するRICOH Streamline NX PC Clientには、次の複数の脆弱性が存在します。
- ファイル名やパスの外部制御(CWE-73)
- CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:N/VC:N/VI:L/VA:L/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 6.9
- CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:L/A:L 基本値 6.5
- CVE-2025-36506
- パストラバーサル(CWE-22)
- CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:N/VC:H/VI:H/VA:H/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 9.3
- CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 9.8
- CVE-2025-46783
- 信頼性の低い情報源の使用(CWE-348)
- CVSS:4.0/AV:L/AC:L/AT:P/PR:L/UI:N/VC:N/VI:L/VA:N/SC:N/SI:N/SA:N 基本値 2.0
- CVSS:3.0/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:L/A:N 基本値 2.5
- CVE-2025-48825
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- 細工されたリクエストを送信された場合、ファイルシステム内の任意のファイルをログデータで上書きされる(CVE-2025-36506)
- 当該製品で使用する特定のファイルが改ざんされる。結果として、当該製品が動作するPC上で任意のコードを実行される(CVE-2025-46783)
- 中間者攻撃(man-in-the-middle attack)を実行可能な攻撃者によって、アップグレード要求を傍受され、カスタムコードを含むDLLを実行される(CVE-2025-48825)
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、修正バージョンに対応するインストーラを適用し、アップデートしてください。
詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2025-36506 |
CVE-2025-46783 |
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CVE-2025-48825 |
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JVN iPedia |
JVNDB-2025-000039 |