公開日:2011/01/18 最終更新日:2011/01/18

JVN#30414126
Ruby Version Manager におけるエスケープシーケンスインジェクションの脆弱性

概要

Ruby Version Manager には、エスケープシーケンスインジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Ruby Version Manager 1.2.1 より前のバージョン

詳細情報

Ruby Version Manager は、複数の Ruby 環境の管理を行うためのコマンドラインツールです。Ruby Version Manager には、エスケープシーケンスインジェクションの脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザの意図に反して悪意あるファイルを開く可能性があります。その結果、端末エミュレータ等の画面に出力される文字列に任意のエスケープシーケンスが混入する可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Ruby Version Manager (RVM) Ruby Version Manager (RVM)

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.01.18における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運 (条件が揃う確率は中程度) が必要
  • 低 - 中

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社グッデイ 西山和広 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2010-3928
JVN iPedia JVNDB-2011-000005