公開日:2011/06/15 最終更新日:2011/06/15

JVN#40382909
Microsoft Outlook における開封確認機能に関する脆弱性

概要

Microsoft Outlook には、メールの開封確認機能に関する脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Microsoft Outlook 2003 Service Pack 3 およびそれ以前
  • Microsoft Outlook 2007 Service Pack 1 およびそれ以前

詳細情報

Microsoft Outlook には、メールの開封確認機能に関する脆弱性が存在します。受信者の意図に反して、メールを受信できたことが送信者に通知される可能性があります。

想定される影響

スパム業者などにより、受信可能なメールアドレスかどうか判定するために悪用される可能性があります。

対策方法

アップグレードする
開発者が提供する情報をもとに、Outlook をアップグレード、または Service Pack を適用してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
マイクロソフト株式会社 該当製品あり 2011/06/15

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2011/06/15 となりました。
迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.06.15における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: エヌ・ティ・ティ・データ・セキュリティ株式会社 小境 彩子 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia JVNDB-2011-000040