公開日:2011/10/17 最終更新日:2011/10/17

JVN#41657660
iOS 上の Safari におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Apple が提供する iOS 上の Safari には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • iOS 上の Safari
詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。

詳細情報

Apple が提供する iOS 上の Safari には、HTTP Content-Disposition ヘッダの attachment 指定に対応していないため、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

想定される影響

細工されたファイルを開くことにより、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.10.17における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ビジネス・アーキテクツ 太田 良典 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2011-3426
JVN iPedia JVNDB-2011-000088