公開日:2021/01/27 最終更新日:2021/01/27

JVN#41853173
インフォサイエンス製の複数のログ管理ツールにおける OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

インフォサイエンス株式会社が提供する複数のログ管理ツールには、OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Logstorage バージョン 8.0.0 およびそれ以前
  • ELC Analytics バージョン 3.0.0 およびそれ以前

詳細情報

インフォサイエンス株式会社が提供する複数のログ管理ツールでは、様々なログ収集方法の一つとして当該製品への FTP によるアップロード機能を提供しており、管理者が FTP アップロードを受け付けるように設定することが可能です。
当該製品の FTP アップロード機能を有効にしている状況において、管理者が設定するログ処理機能に入力値の取り扱いに関する不備がある場合、細工されたログを FTP でアップロードされることで、当該製品が稼働しているサーバ上で任意の OS コマンドを実行される可能性 (CWE-78) があります。

想定される影響

当該製品の FTP アップロード機能を有効にしており、ログ処理を行う ScriptHandler に入力値の取り扱いに関する不備がある場合、細工されたログを FTP でアップロードされることで、当該製品が稼働しているサーバ上で任意の OS コマンドを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで本脆弱性の影響を回避することが可能です。

  • ScriptHandler が処理を行う対象ファイル名パターンを、カンマを含むファイル名で実行されない設定にする
詳細は開発者または製品提供元にお問い合わせください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 7.5
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:S/C:C/I:C/A:C
基本値: 7.1
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 塚本 泰三 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-5626
JVN iPedia JVNDB-2021-000007

更新履歴

2021/01/27
[ベンダ情報]を変更しました