公開日:2023/08/07 最終更新日:2023/08/31

JVN#42527152
FFRI yarai および FFRI yarai Home and Business Edition における例外条件の不適切な処理の脆弱性

概要

株式会社FFRIセキュリティが提供する FFRI yarai および FFRI yarai Home and Business Edition、その OEM 製品には、例外条件の不適切な処理の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • FFRI yarai バージョン 3.4.0 から 3.4.6、3.5.0
  • FFRI yarai Home and Business Edition バージョン 1.4.0
FFRI yarai または FFRI yarai Home and Business Edition の OEM 製品である、次の製品も本脆弱性の影響を受けます。
  • 株式会社ソリトンシステムズ
    • InfoTrace Mark II マルウェア防御(Mark II Zerona)バージョン 3.0.1 から 3.2.2
    • Zerona / Zerona PLUS マルウェア対策 バージョン 3.2.32 から 3.2.36
  • 日本電気株式会社
    • ActSecure χ バージョン 3.4.0 から 3.4.6、3.5.0
  • ソースネクスト株式会社
    • 二重の安心 Powered by FFRI yarai バージョン 1.4.1
  • Sky株式会社
    • EDRプラスパック (同梱する FFRI yarai バージョン 3.4.0 から 3.4.6、3.5.0)
    • EDRプラスパックCloud (同梱する FFRI yarai バージョン 3.4.0 から 3.4.6、3.5.0)

詳細情報

株式会社FFRIセキュリティが提供する FFRI yarai および FFRI yarai Home and Business Edition には、例外条件の不適切な処理 (CWE-703) の脆弱性が存在します。
Windows Defender 連携機能を有効にしている環境において、特定の条件を満たしたファイルを Microsoft Defender が脅威として検知した場合、当該製品が適切に処理できずにサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。

想定される影響

当該製品が本来の動作を停止し、監視機能が最大で 15分間停止するサービス運用妨害 (DoS) 状態が発生する可能性があります。
なお、当該製品がサービス運用妨害 (DoS) 状態となった場合でも Microsoft Defender 自体は無効化されません。

また開発者によると、サービス運用妨害 (DoS) 状態となった場合、次のいずれかの方法で復旧可能とのことです。

  • 当該製品が動作する端末を再起動する
  • 最大 15分経過後に自動的に復旧するのを待つ

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
各製品において、本脆弱性を修正した次のバージョンがリリースされています。

  • 株式会社FFRIセキュリティ
    • FFRI yarai バージョン 3.4.7 または 3.5.3
    • FFRI yarai Home and Business Edition バージョン 1.4.2
  • 株式会社ソリトンシステムズ
    • InfoTrace Mark II マルウェア防御(Mark II Zerona)バージョン 3.2.4
  • 日本電気株式会社
    • ActSecure χ バージョン 3.5.3
  • ソースネクスト株式会社
    • 二重の安心 Powered by FFRI yarai 1.4.2
  • Sky株式会社
    • EDRプラスパック (同梱する FFRI yarai バージョン 3.4.7 または 3.5.3)
    • EDRプラスパックCloud (同梱する FFRI yarai バージョン 3.4.7 または 3.5.3)
ワークアラウンドを実施する
次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
  • Windows Defender 連携機能を無効にする
詳しくは、開発者が提供する情報を確認してください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:L
基本値: 4.3
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:N/A:P
基本値: 4.3
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

分析結果のコメント

ユーザが Windows Defender 連携機能を有効にしている状況を想定して評価しています。また、ユーザが何らかのファイルを開く操作をトリガーとして脅威が検出されるところから UI:R と評価しています。

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2023-39341
JVN iPedia JVNDB-2023-000080

更新履歴

2023/08/31
[対策方法] を更新しました