公開日:2011/09/02 最終更新日:2011/09/02

JVN#44642341
Juniper Networks IDP ACM におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Juniper Networks の提供する IDP ACM (Application Configuration Manager) には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Juniper Networks IDP シリーズ ファームウェア 4.1r3 より前のバージョン
  • Juniper Networks IDP シリーズ ファームウェア 4.2r1 より前のバージョン

詳細情報

Juniper Networks の提供する IDP ACM は、Juniper Networks IDP シリーズをウェブブラウザ上で管理するためのツールです。IDP ACM にはクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2011/09/02 となりました。
迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.09.02における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社 日立ソリューションズ 池内 丈人 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2009-5086
JVN iPedia JVNDB-2011-000071