公開日:2017/03/02 最終更新日:2017/03/08

JVN#46830433
アイ・オー・データ製の複数のネットワークカメラ製品に複数の脆弱性

概要

株式会社アイ・オー・データ機器が提供する複数のネットワークカメラ製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • TS-WPTCAM ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前
  • TS-WPTCAM2 ファームウェア バージョン 1.00
  • TS-WLCE ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前
  • TS-WLC2 ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前
  • TS-WRLC ファームウェア バージョン 1.17 およびそれ以前
  • TS-PTCAM ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前
  • TS-PTCAM/POE ファームウェア バージョン 1.18 およびそれ以前

詳細情報

株式会社アイ・オー・データ機器が提供する複数のネットワークカメラ製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • HTTP ヘッダインジェクション (CWE-113) - CVE-2017-2111
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:N/I:L/A:N 基本値: 4.7
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.6
  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2017-2112
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8
  • バッファオーバーフロー (CWE-119) - CVE-2017-2113
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • HTTP レスポンス分割攻撃によって、当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で偽の情報が表示される - CVE-2017-2111
  • 遠隔の第三者によって、当該製品上で任意の OS コマンドを実行される - CVE-2017-2112, CVE-2017-2113

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社アイ・オー・データ機器 該当製品あり 2017/03/02 株式会社アイ・オー・データ機器 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

これらの脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき次の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

CVE-2017-2111
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 諌山 貴由 氏

CVE-2017-2112, CVE-2017-2113
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 塚本 泰三 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-2111
CVE-2017-2112
CVE-2017-2113
JVN iPedia JVNDB-2017-000039
JVNDB-2017-000040
JVNDB-2017-000041

更新履歴

2017/03/08
影響を受けるシステムを更新しました