公開日:2015/02/20 最終更新日:2015/02/20

JVN#55365709
AL-Mail32 におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

有限会社クレアルが提供する AL-Mail32 には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • AL-Mail32 Version1.13c およびそれ以前

詳細情報

有限会社クレアルが提供する AL-Mail32 は、Windows 上で稼動する電子メールクライアントです。AL-Mail32 には、添付ファイルの処理に問題があり、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

想定される影響

ファイル名を細工された添付ファイルを処理することで、当該製品を応答不能な状態にされる可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
有限会社クレアル 該当製品あり 2015/02/20 有限会社クレアル の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

本件は、調整の過程で情報セキュリティ早期警戒パートナーシップにおける脆弱性ではないと IPA および JPCERT/CC では判断していますが、開発者の脆弱性公表を受け、JVN でも公表する運びとなりました。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2015.02.20における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に何らかの条件が必要
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報は漏えいしない
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さは損なわれない
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が部分的に阻害される

Base Score:4.3

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: ネットエージェント株式会社 長谷川陽介 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2015-0879
JVN iPedia JVNDB-2015-000021