公開日:2017/09/11 最終更新日:2017/09/11

JVN#57205588
FENCE-Explorer のインストーラにおける DLL 読み込みおよび実行ファイル呼び出しに関する脆弱性

概要

FENCE-Explorer のインストーラには、DLL 読み込みや実行ファイル呼び出しに関する脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • FENCE-Explorer for Windows V8.4.1 およびそれ以前

詳細情報

株式会社富士通ビー・エス・シーが提供する FENCE-Explorer は、FENCE-Pro などで作成された「FENCEブリーフケース」ファイルの閲覧・編集ツールです。FENCE-Explorer のインストーラには、DLL を読み込んだり実行ファイルを呼び出したりする際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定の DLL を読み込んだり特定の実行ファイルを呼び出したりしてしまう脆弱性 (CWE-427) が存在します。

想定される影響

インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

最新のインストーラを使用する
開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用してください。
なお、本脆弱性の影響を受けるのはインストーラの起動時のみのため、既存のユーザは FENCE-Explorer をアップデートする必要はありません。

また、当該製品をモジュール配置方式で導入する場合、ユーザが自ら選択したディレクトリにファイルを設置する作業を行うため、本脆弱性の影響を受けません。しかし、設置する実行ファイル自体には DLL 読み込みや実行ファイル呼び出しの脆弱性が存在しているため、第三者からの誘導などにより、ファイルを設置したディレクトリに細工されたファイルを置かれることがないように注意する必要があります。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
富士通株式会社 該当製品あり 2017/09/11
ベンダ リンク
株式会社富士通ビー・エス・シー FENCE-Explorerのインストーラにおける DLL 読み込みに関する脆弱性について

参考情報

  1. Japan Vulnerability Note JVNTA#91240916
    Windows アプリケーションによる DLL 読み込みやコマンド実行に関する問題

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 7.8
CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P
基本値: 6.8

分析結果のコメント

ユーザのシステムを攻撃する目的で作成された DLL ファイルを、攻撃者の意図する場所にユーザが自ら配置することを想定しています。

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 橘総合研究所 英利 雅美 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-10855
JVN iPedia JVNDB-2017-000221